2010年11月 Diary
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13.7% Diary
基本まったり更新です。
11月30日(火)
text+1,log+5
textにSSひとつ追加。
シズイザで意味不明な話です。書いた本人も何が書きたかったのか分からないのだから…もうどうしようもないですねー。
あとは、携帯版拍手ログも格納しました。





じりじり迫る試験日に気持ちだけ焦っております。試験勉強の進度は…5割くらい…?
明日からついに今年最後の月ですね。ああ今年って結局何やってんだだっけ?となりそうです。…年賀状もそろそろやらないと。

以下、拍手お返事です。お心当たりのある方は反転してどうぞ。
>30日 ソラさま
コメントありがとうございます!
ようやく更新再開&『猛獣』設定完結できて管理人としてもほっとしております〜。楽しんで頂けたようで良かったです。でも実はうっかり幾つか伏線を回収し損ねたことに後で気が付いたりして一人アワアワしてました(苦笑)3年も「待て」状態だったシズちゃんには、これから思う存分幸せになってもらいたいと思います(まあ相手が相手なので思う存分は無理だとは思いますが…)応援ありがとうございました!
返信不要の方もぱちぱちだけの方もありがとうございました!





◆あるいは一つの可能性 46
※猛獣シズイザ+ツガサイ小ネタ連載。


自室でサイケはひとりぼんやりと先程の臨也との会話を思い出していた。
――好きの形なんて人の数だけあるんだから。
そう、臨也は言った。
その上で、臨也はサイケにたくさんの質問をした。
途中何度も答えに詰まって。それでも答えきったサイケに、臨也は目を細めて楽しそうに笑った。

「おれは、つがるが好き」

本当に君は津軽が好きなんだね、と笑った彼は。
サイケの頭を撫でて、言った。

「おれの好きにすればいいって…どうすればいいんだろ」

臨也はサイケに結論を出してはくれなかった。
ただ、君の中にもう答えはあるよ、と言っただけで。
でも、サイケにはその答えが分からない。

「しずちゃんにも、聞いてみようかな…」

臨也を好きだと臆面もなく言える彼なら、サイケの欲しい答えをくれるかもしれない。
そう思って。
サイケは静雄がいるはずのリビングに向かうべく立ち上がった。





「あー…じゃあそれでサイケのやつ、津軽を避けてたのか」
「うん、そう」
「…手前な。津軽がどれだけ落ち込んでたか知ってるのか?」
「知ってるよ」
「………」

にんまりと笑った臨也の顔に、静雄は渋面をつくる。
最低最悪な性格はこんな時も健在だ。大方、サイケと津軽が悩んでいるの傍観者の位置で楽しんでいたのだろう。

「あはは、そんな顔しないでよ。さすがに俺もそろそろ何とかしてあげた方がいいかな、とは思ってるんだからさ」
「何とかって…何する気だ?」
「ふふ、秘密。でも、俺と違ってサイケはきっかけがあればちゃんと自覚するだろうからね。だから、そのきっかけを作ろうと思ってるとだけ言っておくよ」
「…拗れさせるなよ?」
「サイケは俺よりずっとずっと素直だから、たぶんそれは大丈夫だって」
「………」
「っと、サイケが来るよシズちゃん」

くすくすと笑う臨也が一体何を企んでいるのか。
何となくろくでもないことのような気がして、静雄は頭が痛ぇな、と呟いた。



※そろそろ津軽と絡ませたい…。でも次は静雄とサイケのターン。

11月28日(日)
text+1
textにSSひとつ追加。
猛獣設定(来神時代)の続きもの19話目になります。
蛇足その2。これで完結です。





そろそろ拍手ネタを考えたいところですが、少なくとも試験が終わるまでは何も書く余裕はなさそうですねー…。しかもその後の年末の忙しさを考えると…年内は難しいかも…?





◆ケモノの王様 16
※けもみみパラレル小ネタ連載。


『それは…大丈夫なのか?』
友人思いな愛しの妖精の言葉――実際に発音されたわけではないが――に。
新羅はどうだろうね、と困った顔をした。
わずかに傾げた首と共に、黒く長い耳が揺れる。

「僕もそれなりに色々な種族に会っているつもりだけど、龍は会ったことがないからね。あ、いや…ないわけじゃないけど」

臨也の妹たちは龍だと知っている新羅は複雑そうな顔をした。
龍とは得てしてああいう種族だ。良く言えば個性的、悪く言えば癖が強すぎる。気まぐれで自由気まま、欲望の赴くままに行動し、他者を顧みない。そのくせずば抜けた才能の持ち主を輩出し、およそあり得ない多くの異能を有する種族。
少なくとも――、

「僕みたいなどこにでもいる平凡な兎族とじゃ比べ物にならないくらい、やっかいだろうね」
『静雄は、分かっているのか?』
「心配しなくても大丈夫だよ。静雄くんは俺なんかよりずっと良く彼らを知っているはずだし、それに」

心の底から心配しているセルティに苦笑して。
将来闇医者となる黒いたれ耳を持つ兎族は言った。

「臨也と静雄が組めば、大概のことは何とかなるさ」



※やっと新羅の種族を出せましたー。
来神組は臨也(猫)、新羅(兎)、ドタチン(犬)で三大種族を網羅してます。来良組は…まあ、また後日。

11月27日(土)
text+1
textにSSひとつ追加。
猛獣設定(来神時代)の続きもの18話目になります。
蛇足その1です。2本いっぺんに更新して終わらせようと思ったんですが、見直しが間に合わないので残り1個は明日にでも。





うーん…どうにも試験勉強が捗りません。やるきないーやりたくないーと唸ってます。でもコレとらないと後が困る…。来年受けるやつを考えるとやっとかないと絶対困る。ううう。頑張れ自分。試験は目前だ。





◆ケモノの王様 15
※けもみみパラレル小ネタ連載。


ゆらりと尻尾を揺らめかせて。
臨也は再び視線を静雄に戻す。

「俺はさ、シズちゃん。龍に生まれなかったけど、それに対してはコンプレックスとかなかったんだよね」
「…まあ、そうだろうよ」

静雄の知る限り、臨也は自分が猫族であることに満足している。
龍の姿を持たずに生まれたことを喜んでいるふしさえあった。

「だけどさぁ」
「?」
「唯一の誤算が、九十九屋だったんだよ。まあ、あいつもどこまで本気なのかよく分からないから困るんだけど、あいつが望めば周りも無下にはできないわけ。うちの両親なんかは無視していいって言ったけど、他の親戚連中は銀龍に望まれるなんて光栄なことだって煩くてさぁ」

やだよねぇ、ああいう時代錯誤な連中。
くくっと喉の奥で笑って。
臨也は目を細めた。

「ま、俺が好きなのはシズちゃんだから、今度こそ諦めてもらうけどね」



※次こそ進める!っていうか、まだキャラ出揃ってないとかどういうことだ…?

11月25日(木)
text+1
textにSSひとつ追加。
シズイザで真夜中の電話な話。

途中で一回経過報告に上がってこようと思ったのですが、結局ほぼずっと潜ってました…。というか、パソ様がピンチになったり掃除に出されたり色々してました。今のところ無事に動いてるのでほっとしてます。原稿の方はなんとか終わりました(終わらせました)。次は来月ですねー。それまでにどれだけサイト用SSを書けるかがサイト存続の鍵ですね。もうホントにストックがないんです…。

応援コメント下さった方々ありがとうございます!頑張ります!
以下、拍手お返事です。お心当たりのある方は反転してどうぞ。
>15日 心理学的〜の方
お返事が遅くなってしまい申し訳ございませんでした。拍手&コメントありがとうございました!
誤送信はお気になさらないで下さいね。(書いてる途中でうっかり送信してしまうのは私も経験があります…。あれは焦りますよねー…←遠い目)
心理学的結晶作用、読んで頂きありがとうございます。ドキドキしながら…と言っていただけるほどのものが書けたか微妙ですが、楽しんで頂けたのなら嬉しいです。



◆ケモノの王様 14
※けもみみパラレル小ネタ連載。


静雄の家の静雄の部屋で。
臨也は静雄に求められるまま、ぽつりぽつりと説明を始めた。

「俺と九十九屋はさ、小さい頃ずっと一緒にいたんだ」
「…幼馴染、だったか」
「うん。それもあったけど、俺があの頃、ほとんど九十九屋の家に入り浸りだったのも理由」

そこで、臨也は一旦言葉を切って。
小さく息を吐き出して、困ったように笑った。

「九十九屋は、俺の許婚だったんだ」

一瞬、何を言われたのか分からなかった。
静雄は何度か瞬いて、ゆっくり臨也の言葉を脳内で繰り返す。
許婚。臨也は確かにそう言った。

「…許婚って」
「ああ、大丈夫だよ。とっくの昔になくなった話だから」
「………」
「シズちゃんも知っての通り、俺は龍と猫のハーフだ。でも妹たちと違って猫に生まれたからさ、せめて龍と番わせようとしたらしいんだよねぇ」

龍は数が少ない。臨也の両親は家の反対を押し切って結婚したせいもあって、龍を産む義務があった。
だが、臨也の場合は、

「手前が長男だからか」
「あー…いや、そういうわけじゃないと思うけどね。両親は反対してたし好きにしていいって言ってたから、俺は九十九屋と結婚する気はなかったし」

家督は妹たちが継ぐだろうしねと言った臨也は黒い尻尾を揺らめかせ、視線を窓の外へと向けた。



※臨也さん家は結構複雑です。

11月14日(日)
text+1
textにSSひとつ追加。
猛獣設定(来神時代)の続きもの17話目になります。
あと蛇足的なもの二つで終わります。






うっかり書き忘れていたのですが、明日15日〜24か25日まで更新が止まります。よろしくお願いいたします。
とりあえず真面目に原稿頑張ります。主に、絵とか絵とか絵とか!(←絵がかけない&構図が決まらなくてひたすら悩むので苦手。)





◆あるいは一つの可能性 45
※猛獣シズイザ+ツガサイ小ネタ連載。


――じゃあ、まずは君がどういう風にどれくらい津軽を好きなのか試そうか?
楽しげにそう言った臨也に、サイケは頷くしかなかった。
具体的にどうすれば自分の悩みに答えが出るのか、まるで思いつかなかったからだ。



「今日で、みっかめ…」

すでに臨也の言葉に乗ったことを後悔し始めていた。
臨也が提案したのは、どれくらいの間、津軽と必要最低限の接触と会話だけでいられるかというもので。

「臨也くんは…シズちゃんと一緒じゃなくてもへいき、なのかな?」

おれはつがるといられなくてこんなに寂しいのに、と呟く。
臨也も静雄もそれぞれの仕事を持った大人だ。すれ違う生活が続くこともないわけではない。なのに、臨也は決してそのことで不平や不満を漏らしたりしないのだ。それがサイケには理解できない。否、理解できないことに、今気が付いた。

「だって、おれはつがるといたいもん」

側にいたい。いっぱい話したい。ぎゅっと抱き締めてもらうと胸がほわりと暖かくなる。
臨也と話して思ったのは、ただサイケにとって津軽がただ一人の存在だということだ。同列はなく、代えもきかないたった一人。
愛とか、恋とか。
そんなものは理解できない。

「でも、やっぱりおれはつがるが好き」

だから――。

「臨也くん、おれ――」

サイケは早々にギブアップすることにしたのだった。






「思ったより遅かったかな」
「…え?」
「サイケのことだから、1日もあれば耐えられなくなるかと思ったんだけど」
「酷いよ臨也くん!おれ本気でがんばってがまんしたのに!」
「あはは、ごめんごめん」
「うう〜…」

ぷうっと頬を膨らませて怒るサイケに、臨也はごめんねと頭を撫でてきた。
怒っているアピールを続けたままでいると、悪かったよ、と言ってさらにも一度頭を撫でて。
臨也はサイケの目を覗き込んでくる。
独特の色の瞳で何かを探るようにしばらく凝視して。それから、彼はうんと頷いた。

「サイケ、これからいくつか質問するから、分からなくてもゆっくり考えて正直に答えてくれるかい?」

何かを企む時のそれと似た、だがそれよりも遥かに穏やかで優しい眼差しに。
サイケはこくりと頷くことで応えた。



※猛獣臨也さんの恋愛論も相当にあやしいものなので、正直迷走しないか心配です。

11月12日(金)
text+1
textにSSひとつ追加。
新臨+静臨です。以上!(…読み直して何だか自分の頭が心配になりました。)






ただいま最っ高に眠いです〜。なんでこんなに眠いんだ…。うう、でもせめて第一稿は上げておきたい。でないと明日と明後日じゃ終わらないのです。
ぱちぱち&コメントありがとうございました!励みになります!





◆ケモノの王様 13
※けもみみパラレル小ネタ連載。


静雄の知る限り、龍という種は他の種族と違い、その色ではっきりとした力の格差がある。特に異能に関しては色によってどの程度の能力を有するかが分かるほどだ。
一番強い能力を持つのが金、次に銀、その下に同格で黒、白、青、赤、黄ときて、それ以下に多くの中間色がくる。
件の九十九屋真一が銀龍であるというのなら、少なくとも5種以上の異能を持つことになる。
「………」
考え込む静雄に、臨也がもう一度「大丈夫だよ」と言うが。
正直、信用できなかった。

「静雄さん、どうしたの?九十九屋さんがなにかしたの?」
「あ…いや、まだされてねぇけどな」
「んー…あ、わかった!イザ兄のことで何かされそうなんでしょ?」
「………まあ、そんなとこだ」

ふうん、と呟いて。舞流は臨也の方を向く。

「イザ兄、何か拙いことになってるの?」
「いや、まだなってないよ。なるかどうかも…微妙かな」
「そっかぁ」
「……」
気楽な調子で相槌を打つ舞流。対して、九瑠璃の方はじっと臨也を見つめているだけだ。
その視線に気付いて、臨也は苦笑した。

「九瑠璃、舞流。そろそろ帰った方がいいよ。俺はこれからシズちゃん家に寄るけど、そんなに遅くはならないから」
そこまで言って、そうそう、と思い出して付け加える。

「お前ら、この前みたいに付け耳落としてなくすなよ」
「分かってるよー」
「…肯…」

じゃあもう行くね!と手を振って離れていく双子に手を振り返して。
臨也は静雄に「俺たちも行こうか」と促して、歩き出した。



※次からそろそろ話を本格的に動かしたいです。…いけるかな…?

11月10日(水)
5000hit+1
フリリク企画にSSひとつ追加。
匿名さまリクエストの「イザシズ前提モブイザ」になります。モブイザ要素は予想以上に少なくなりました…。
とりあえずこれにてPC版フリリク企画はコンプリートです。あとは携帯版だ!






ちょっ、気付いたら11時22分とか笑えないから!まだ洗濯してないよ!とか叫びましたよ。あ、PCの不調はPC用の下に置くタイプのクーラーで誤魔化しながら作業してます。とりあえず原稿とか諸々終わったら年末までに掃除に出そうと思います。

以下、拍手お返事です。お心当たりのある方は反転してどうぞ。
>9日 ソラさま
読んで頂きありがとうございます!
拍手のタイムスリップネタ、気に入って頂けたようで嬉しいです。7年後の方の詳しい内容は拍手ではさすがにちょっとアレなので書くとしたらその辺は濁すか、通常更新にするしかないんですよね…。う〜ん…書けるかな…書ける保証がないのが申し訳ないのですが、少し考えてみますね。
拍手&コメントありがとうございました!
返信不要の方も拍手だけの方もありがとうございました!


さらに11日分のソラさま宛の拍手お返事です。(反転してどうぞ)
あわわわっ、わざわざすみません!別に催促とは思ってませんのでお気になさらないで下さい!
結構頂いた感想を元にあれこれ話を考えるのが好きな人間なのでとりあえず書けないかな〜と考えてしまうだけなのですっ。(運がよければそれで書きたい話のストックが増えるので逆に「こんなのが読みたいな〜」と言って頂けると嬉しかったりします←)せっかくコメント頂いたのに書き方が悪くてお気を遣わせてしまったようで本当にすみませんでした!





◆ケモノの王様 12
※けもみみパラレル小ネタ連載。


『龍』という種族がいる。
彼らは他の種とは一線を隔する種族だ。
異能を持つことも彼らの特徴ではあるが、その特殊性は外見にも表れている。
『龍』は外見上、種の特徴と呼べるものを持たない。つまり、獣の耳や尾を持たないのだ。
そう。『龍』という種は、あらゆる意味で明らかに特殊な種族なのである。





「なぁ、お前ら」
「?何、静雄さん?」
「……訊…?」
きょとんと見上げてくる、双子のその姿はまさしく子猫のようなのに。
また溜息が込み上げてくる。
臨也といい、この双子といい…。静雄はつくづくかの種族と相性が悪いに違いない、と思いながら疑問を口にした。

「九十九屋真一って知ってるか?」
「ちょっ、シズちゃん!なんで二人にそれを訊くのさ!?」

そりゃお前。お前が素直に答える気がしねぇからだ。そう思いつつ、視線は双子に固定したまま。
静雄は「どうだ?」と問う。

「うん、知ってるよ。イザ兄の幼馴染で、ずうっとイザ兄にフラれ続けてる人!あとねー」
「おい舞流!」
「私たちと同じ銀龍なんだよ!」
「同」

強いんだよ、と笑う舞流と頷く九瑠璃に、臨也が大きく息を吐いたのが聞こえた。
どうやら、臨也が隠したい情報ではなかったらしい。
だが、まさか銀とは。

「臨也、お前…かなり厄介なのに目ぇ付けられてんじゃねぇか…」
「…仕方ないじゃん、九十九屋が銀龍なのは事実だしどうしようもないし」
「本当に大丈夫なのか?」
「…たぶんね」

複雑そうな表情で答える臨也に、静雄は不安を隠せなかった。



※折原家兄妹は兄は猫、妹2人は龍です。家系的な話についてはまた後日、作中で。

11月8日(月)
text+1
textにSSひとつ追加。
猛獣設定で何かの話から零れた小ネタです。とりあえず臨也さんとシズちゃんが組めば池袋征服…もとい制圧は充分可能かと思います。…シズちゃんが平和志向の常識人で良かったね!





PC絶不調中(熱暴走で強制終了頻発)です。こまめな保存が欠かせません。内部にどれだけ埃が溜まってるのか見るのが怖いです…。やっぱ修理屋さんで掃除してもらうかなー3代目ノートの二の舞になったら恐いですし(←キーボードの爪のとっかかりがうまく取れなくてヒビを入れた人)
そうそう。原稿前半戦はあとオリジナルだけになりましたー!ちょっと長いやつですがたぶん週末になんとかなる(気がする)!そして怒涛の後半戦にそのまま突入します。文章だけならまだしも絵もあるからちょっと辛い…まあ、それより月末戦線と来月の年末戦線が心配ですけどね…今年はどうかなー。





◆ケモノの王様 11
※けもみみパラレル小ネタ連載。


帝人と新羅の二人とは途中で別れて、静雄の家に寄ることにした臨也は、静雄とのんびりと街中を歩いていた。
まるで聞かれたくないとでもいうようにどうでもいいような話を続ける臨也に。
静雄は先程の話を蒸し返すべきか迷っていた。
と、

「イザ兄!静雄さん!」

後ろから声を掛けられ、ついでに飛びつかれて。
衝撃を耐えた臨也がすこぶる迷惑そうな顔で振り返る。

「…九瑠璃、舞流…」
「よお、お前ら。相変わらず元気そうだな」
「うんっ。あ、静雄さんも元気そうだね!ね!」
「…肯…」
元気がいいのはいいことだが、少々やかましい。
そんなことを考えながら、静雄は双子の黒い耳を眺め見た。
臨也と同じ黒猫の耳。だが、双子はあの長い尻尾は持っていない。
その理由を知っているだけに、今は複雑な気分だった。

「…龍、か」

呟きは無意識に零れたものだった。が。
聞きとがめた双子が喰いついてくる。

「なになに?静雄さん龍と会ったの?」
「…会…?」
「…あー…いや、そうじゃねぇけど…」

いや。正確に言うならば、会ってはいるのだ。今現在。
きらきらと目を輝かせて見上げてくる少女を見下ろしながら。
静雄は深い深い溜息をついた。



※双子と遭遇。

11月6日(土)
5000hit+1
フリリク企画にひとつ追加。
匿名さまリクエストの「シズちゃんの直球告白が通じない臨也」になります。





あ…やっとこ版権2個目が終わりました。あとの1個はちょっと長めなのでまだまだかかりそうです。締め切りに間に合うように頑張ります…。え、オリジナルですか…嫌ですねぇ聞いちゃいけませんよやってないに決まってんだから!(ヤケ)





◆ケモノの王様 10
※けもみみパラレル小ネタ連載。


臨也の口にした言葉に、新羅と静雄が息を呑む。

「…龍って本物のかい?」
「本物も偽物もないよ。龍は龍だ。最強最悪の希少種」

はあと溜息を吐く臨也に、帝人もつられたように溜息をつく。

「まあ、否定はできないですよね…」
「うん。だからさ、とにかくシズちゃんはしばらく身辺に気をつけて」
「あれ?でも親戚は婚約は冗談だと思ってるんじゃないの?」
「…九十九屋は知っているさ。あいつはそういう男なんだ」

だからとにかく気をつけて、と真剣な顔で念を押す臨也に。
静雄は頷いて分かったと応じた。

「でも、何かあったら呼べよ」
「うん。いざという時はお願いね。頼りにしてるよ」



※短いですが今回はここまで。次から場面が変わります。

11月4日(木)
text+1
猛獣設定(来神時代)の続きもの16話目になります。
ほぼ一月ぶりとか笑えないです。(あ、ちびイザはもっと更新してないことに今気付きました…一体いつからだ…?)とりあえずこっちはあと2〜3話で終わります。





やばい…本気で時間がなくて焦ってます。終わるかな〜終わるといいなぁ〜というレベルになってきました…。今月も後半は更新停止しそうな感じです…。






※ちょっと時間がないので小ネタ連載はお休みです。ごめんなさい。


11月2日(火)
5000hit+1
フリリク企画にひとつ追加。
匿名さまリクエストの「10枚くらい上手の幽に図星刺されて静雄に八つ当たりするも…な臨也の話」になります。非常に期待はずれな代物になりました…。
あと、日記の小ネタ連載をtextに格納しました。





3日は普通にお休みなんですよね〜。嬉しいんだが原稿で終わると思われる自分が悲しい…。年賀状もそろそろ図案を考えないとだし…年末が近づくと激しく鬱な管理人です。今年も冬コミ行けないんだぜ?なのに原稿はやってるんだぜ?ちょっとどこかで萌え分を補給してこないと年末までもたないんじゃないか?な状態…。普通にリアルも忙しい年末に向けて、まずは通販した本を読み倒したいと思います←

以下、拍手お返事です。お心当たりのある方は反転してどうぞ。
>31日 けもみみパラレル〜の方
けもみみ続き気になりますか〜。管理人も気になります(←大筋は決まってるけど基本脳内で勝手に動き回るキャラまかせ)
今のところシズちゃんもきっちり見せ場がある予定。未来の情報屋さんと未来の闇医者さんが出張らなければたぶん大丈夫だと思います。
コメントありがとうございました!

>31日 保健室えっち〜の方
上のお返事の方と同じかな、と思いましたが別にお返事しますね(違う方だったらごめんなさい!)
発情期ネタに反応ありがとうございます!滾って頂けたようで何よりです。あの後放課後になる前にシズちゃんは臨也さんを(臨也さんの)家にお持ち帰り(?)して、しばらく学校をお休みしていたそうです(←なぜ伝聞形式…?)まさに蜜月!
コメントありがとうございました!

>31日 ハロウィンは〜の方
コメントありがとうございました!
いたずらした後にお菓子!その発想はなかったです。なるほど。それなら選ぶ必要なしですね!(むしろ選ばせる気がないのかも…?)
返信不要の方も拍手だけの方もありがとうございました!






◆あるいは一つの可能性 44
※猛獣シズイザ+ツガサイ小ネタ連載。


愛とか、恋とか。
そんな難しいことは、サイケには理解できなかった。
ただ、ただ、サイケは津軽が好きだった。
だから、

「どうして好きだけじゃだめなのかな」

そう疑問に思う。
好きであれば、それだけでいいのではないのか。
そう思うのに。

「つがる」

名前を口にするだけで、あったかい気持ちになる。
臨也とも静雄とも違う、自分にとってたったひとりのひと。

「…つがるは、おれの、」

何なのか、と問われれば、同じ存在だと答えるしかない。
この世でおそらく唯一の同種。
同じ、造られた、人工の生命体。
でも、それよりも何よりも。
サイケにとって重要なのは、

「おれは、つがるが好きなだけなのに」

ただ、それだけだった。



※好きなのだけは確かなのに。
サイケの情緒未発達加減は来神時代の臨也さん以上です。