2010年9月 Diary
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13.7% Diary
基本まったり更新です。
9月29日(水)
5000hit+1
フリリク企画にSSひとつ追加。
匿名さまリクエストの「イケメン静雄に甘やかされるぼっち臨也」になります。もう言い訳も出来ないレベルでリクエストから脱線しました…いや、それはいつもですね…。いつもいつもごめんなさい。





大量に届けられた薄い御本様(笑)を読みたくても読めない日々に悶々としております。デュラゲームも他のゲーム同様部屋の片隅で筍の如く細長い山を作っております…。…いやもう来年はもう少し忙しくないといいなぁ!(既に今年は諦め気味)
ちょっと別件でリアルがごたごたしておりまして、時間がなくて更新できない日があるかもしれません…。なんなんだ、もうこの慌しさは…。






◆ケモノの王様 5
※けもみみパラレル小ネタ連載。


「しーずちゃん、おはよう!このままだと遅刻だよ?」
「…あ?…ああ、おはよう」
「?…どうしたのさ?」
「………なんでもねぇ」

なんでもなくはないだろう。
目を逸らして言う静雄の様子に臨也は首を傾げた。

「悩み事?」
「………まあな」
「ふうん」

シズちゃんが悩み事ねぇ、と呟いて。
どうせ大したことではないだろうと臨也は軽く考える。

「とにかく早く教室行こう?」
「おう」

促して手をとって歩き出そうとしてから。
くるりと振り返って静雄に告げた。

「今日さ、俺の従兄弟が帰り一緒なんだけど良いよね?」
「従兄弟?」
「うん。だめかな?」
「別に構わないけどな………そいつ、男か?」
「え、男だけどそれがどうかしたの?」

静雄と幽の今朝のやり取りなど知りようもない臨也はなんでそんなことを聞かれたのか分からず不思議そうな顔をする。
それを見ながら、静雄は幽の言葉を思い出し。
ひとり眉間に皺を寄せたのだった。



※動物の勘で嫌な予感な静雄さん。でもその心配は正解です。


9月27日(月)
text+1
textにSSひとつ追加。
猛獣設定(来神時代)の続きもの14話目になります。
実はここをかなり最初に書いたので辻褄が合わない部分が出て一苦労だったんです…。断片だけを書いていって繋げるのは能力的に短編が限界だと悟りました…






日曜は休みだったのですが執筆時間はなかったです〜。でも書きたいネタが2、3個浮かんだのでメモは書きました。あとは、リクエストと続き物を終わらせたいところです。思い浮かんだ時しか書けないからなぁ…目標達成は…下手すると11月…とか…?(頑張れよ自分)






◆ケモノの王様 4
※けもみみパラレル小ネタ連載。


『龍』という種族がいる。
ごく一般的で数が多い犬や猫、兎の三大種族どころか、大型種のライオンや虎とも一線を隔する種族だ。
その数は極端に少ないが、彼らは他の種族が一部を除いてほぼ持ち得ない多くの特殊能力を持っていて。
そして、良くも悪くも彼ら自身が特殊な存在であった。



「そう言えばさ、臨也」
「なに?」
「君の従兄弟が今年入学する…っていうか、したってホント?」

新羅の言葉に、臨也はああ、と頷いた。

「本当だよ。竜ヶ峰帝人くんっていうんだけどさぁ、昔っから俺の何がいいのか知らないけど懐かれてるんだよねぇ」
「また随分すごい名前だね…」
「うーん……でも、本人はわりと普通だよ。面白いけど」
「…君に面白いと言われるってことはあまり普通じゃないてことだと思うけど」
「………」

新羅の言葉に含まれた毒に。
機嫌を降下させた臨也はふいっと視線を逸らす。
そして、窓の外、校門のところに見慣れた姿を見つけた。

「あ、」
「おや」

あと10分もすればHRが始まるというのに随分とのんびり歩いている静雄に。
臨也は小さく溜息をつく。

「新学期早々遅刻する気かなシズちゃんは」
「いや、一応HRまでにはつくと思うけど」

しかしそれにしても静雄の歩みは遅い。
何か考え事でもしているのか、今にも立ち止まりそうだった。

「あーもう、おっそいなぁ。…俺、ちょっと迎えに行ってくるね」
「あはは、健気だねぇ」

うっさい黙れと言い残して。
臨也は席を立ってさっさと教室を飛び出していった。
その背と揺れる黒い尻尾を脳裏に描き、新羅はうーんと小さく唸った。

「竜ヶ峰、か…」



※騒動の予感を感じる新羅さん。


9月25日(土)
text+1
textにSSひとつ追加。
R-18な上にそこそこマニアックなので(そこそこってなんだ…)無理そうだったら回避して下さい。






励ましコメント&ぱちぱちありがとうございました!頑張ります!
しかし、ここの所一切文章を打つ時間がないのでそろそろ本気でストックがやばいです。このままだと3日に1回になりかねないので何とか時間を作らねば…






◆ケモノの王様 3
※けもみみパラレル小ネタ連載。


「そう言えば兄さん、臨也さんに婚約指輪渡したの?」

牛乳を飲み込むタイミングで言われ、何とか噴出すのを耐えた静雄は向かいの席に座る幽を見た。

「…いや、そもそも、婚約指輪っているのか…?」
「あった方が牽制になると思うけど」
「………」

臨也さんもてるしね。
そう言われて静雄は確かに、と思う。

「………考える」
「そのほうがいいと思う」

頷く弟に感謝の言葉を述べて。
静雄はバイトしねぇとなぁ、と考えたのだった。



季節は春。
小さな騒動が起こるのはこの後すぐのことであった。



※特に事件とかは起きない話ですが、決して平穏だけじゃないのもまあ、お約束です。


9月23日(木)
5000hit+1
フリリク企画にSSひとつ追加。
匿名さまリクエストの「無自覚シズ⇔イザ。助けられて自覚&赤面する臨也とそんな臨也にドキッとする静雄」です。とりあえずリクエストに沿えてない気がします。






頑張ってますよ!でもしんどいです!社会人なんだからそれぐらい頑張れよという感じですが、10月も引き続き忙しいと聞かされたらもう気力も尽きてしまうわけでして…せめて、日曜は普通に休みがいいです…。






◆ケモノの王様 2
※けもみみパラレル小ネタ連載。


「兄さん、おはよう」
「はよ」

くあ、と欠伸をして。
静雄は既に食卓についていた弟を見た。

「…はやくしないと遅刻するよ」
「ああ、そうだな。サンキュ」
「………」

くるりと向きを変えて顔を洗いに行こうとして。
ふと、幽の黒い尻尾が目の端に見えて瞬く。

――そういや、臨也のやつが「弟くんは黒狼なんだ」って言ってたな。

静雄は尻尾も耳も茶色だ。両親が黒と茶なので別に不思議はないが。

「…別に、茶色だっていいだろうが」
「なにか言った?」
「いや、なんでもねぇ。先、飯食ってていいぞ」
「わかった」

こくりと頷くのを確認し、静雄は今度こそ洗面所に向かう。
しかし、その頭の中に木霊しているのは臨也の「黒い狼って何かかっこいいよね」という言葉で。
洗面台の鏡に映る己の耳を睨み、静雄はもう一度呟いたのだった。

「別に茶色だって悪くねぇよな…」



※何気ない言葉を気にする静雄さん。


9月21日(火)
text+1
textにSSひとつ追加。
季節はずれのシズちゃんハピバSSです。しかも色々中途半端。






えー…っと、なんだか予定が延びました…。今月一杯は確実に忙しいようです。
ぱちぱち&励ましコメントありがとうございます。…更新がのんびりで申し訳ないです。






◆あるいはひとつの可能性 37(あるいは蛇足)
※猛獣シズイザと津軽×サイケな小ネタ連載。


臨也はサイケを見た瞬間に、ひとつの可能性を確かめたいと考えた。
己と同じ遺伝子を持つ、己とは違う感覚を持った生き物。
ずっと昔に考えたことが、そのひとつの可能性の答えが、ひょっとしたら導き出せるのではないかと、そう考えたのだ。

素直な自分と怒りにくい静雄。
現実の自分たちではありえないこと。
それが実体化したような二人が出会ったとして、彼らがどのような関係を築くのか。
単純な興味から、手を伸ばした。

惹かれあうのか、興味を持たないのか。
惹かれたとすれば、それはどの程度であるのか。

だが予想以上にあっさり出た、予想通りの結論に。
臨也は小さく嘆息し、やっぱりか、と呟いただけだった。

良かれ悪しかれ、折原臨也と平和島静雄は互いを無視することができないのだ。
それを確認して、臨也の中での実験は一応終了した。


「まあ、そんなものかもね」

心底嫌おうが好こうが、切っても切れない奇妙な関係。
二人が出会う限りにおいてはそうなるのだろう。

「臨也くんどうしたの?」
「なんだ?」
「なんでもないよ」

不思議そうな顔をするサイケと津軽に首を振って。
臨也はくすくすと笑った。

臨也が彼ら二人に望んだのは、自分たちの意思で変わっていくこと、それだけだ。
だから、彼らがこれから導き出すものがなんであれ、それはこれからも臨也を愉しませてくれるだろう。
素直で優しくて無邪気な自分(サイケ)と、穏やかで感情的にならない静雄(津軽)。
この二人の関係は、どこか成長過程でなにかが違えばありえたかもしれない自分たちだと言えなくもない。
彼らは紛れもなく、あり得たかもしれないひとつの可能性だったに違いないのだ。

「俺が素直とか、正直気持ち悪いだけだと思ったんだけどね」

ほのぼのとした空気をつくる二人にやれやれと溜息をついて。

「まあ、そう悪くはないか」

そう小さく笑って呟いて。
臨也は仕事を再開すべくパソコンに視線を戻した。



※誘拐編と長すぎる前置きはここまでで終わりです。本当に長かった…。
お付き合い下さった方ありがとうございます。(いるのか…?)
次からは津軽×サイケな話が中心になっていくはずです(はずって…)。


9月19日(日)
5000hit+1
フリリク企画にSSひとつ追加。
小枝さまリクエストの「猛獣設定で甘々池袋デート」になります。…ほとんどデートしてない上に甘々は逃亡しました…。あれ…?






うはー、今日(日曜)は休みです〜。片付けなきゃならないことが山のようにありますが、とりあえず今は眠いので寝たいと思います。あとはプレゼントしてもらったのでポケモンやりますポケモン。黒い方。DS触るの何年ぶりだ…?(電池切れなのでまずは充電からだ!)






◆ケモノの王様 1
※けもみみパラレル小ネタ連載。
これの続きみたいなやつです。


「おはよう臨也!」
「……今日も朝からテンション高いねぇ、新羅。…おはよう」
「だってセルティが毎朝見送ってくれるんだよ!?テンション上がらないはずがないよ!」
「アアソウデスカ」

どうでもいい。
うんざりとした顔をして臨也はゆらりと尻尾を振る。

「…眠そうだねぇ」
「春だから眠いの」
「いや、春だからって言われても」
「じゃあ猫だから」
「…それ、他の猫族の人に言ったら怒られるよ」
「どうでもいいよ。眠いのに変わりはないし」

そう言って、のんびりとした歩調で歩いていく臨也。
その後ろからやはりのんびり歩きながら、不機嫌そうな尾の動きを観察して。
新羅は仕方ないなぁと話題を転換した。

「僕らもいよいよ3年だね。時が過ぎるのは早いよねぇ」
「一年後には卒業だしね」
「君はともかく静雄はどうするのかな。進学、は考えてないよね」
「さあ、聞いてないし」
「…君ね」

興味ないと呟く相手に、新羅は溜息をつく。

「何?」

対する臨也は本気で興味がなさそうな表情である。

「仮にも婚約までしてるのに、それってどうなのさ」
「婚約とそれ関係ないし」
「いや、あるでしょ」

呆れた声を出すと、そこで漸く臨也は新羅の方を向いた。
黒い耳はまっすぐ前を向いていて、別に機嫌をさらに傾けてしまった様子もない。
それを裏付けるように黒猫はニヤリと笑った。そして、言う。

「関係ないよ。だって、シズちゃんが何の仕事に就いたって俺の方が稼ぎは上だろうし」

………。
ごもっとも。
そう思って、新羅はそれ以上その話題を続けることを断念したのだった。



※黒猫さんと一緒に登校中。
『あるいは〜』とこれと、その時の気分でランダムに書いていく予定です。しばらくはのんびり日常ネタになります。


9月17日(金)
text+2
textにSSふたつ追加。
猛獣設定(来神時代)の続きもの12、13話目になります。携帯版の内容に追いつかせました。






ぱちぱち&励ましコメントありがとうございました〜。
毎日頑張って…ます、よ…?とりあえずのろのろ更新でごめんなさい…。拍手更新は今月は難しいかもしれません…。というか、来週もそこそこ忙しい上に半ばからは毎度お馴染みの月末戦線とかどんなイジメなんだ…?という状態です。むしろ死亡フラグ?






◆あるいはひとつの可能性 36
※猛獣シズイザと津軽×サイケな小ネタ連載。


「ただいま〜」
「ただいま」
「…なんか皆でただいまってのも変な感じだねぇ」
「素直にただいまも言えねぇのか手前は」

新羅のマンションから帰ってきて。
各々定位置に座った3人を横目に、臨也はパソコンの電源を入れた。

「臨也くんおしごとしちゃダメだよ!」
「手前、安静って言われてただろうが」
「はいはい、メールだけ見たら止めるから騒がないの」

サイケと静雄からの小言は適当に流して、臨也はメールをチェックする。
予定通りに事が運んだ旨が記されたメールをざっと読んで、満足げに笑む。
報復は速やかに確実に。
あとは、直接の報復と、それとなく噂を流すだけだ。

「我ながら上出来かな」

腹の傷は失態と言えなくないが、まあ誤差の範囲内だ。
よって、成功だと作戦は言っていい。

「シズちゃんコーヒー淹れてよ」
「あ?…おう、わかった。待ってろ」
「はーい」

臨也の要求に仕方ねぇな、と静雄がキッチンへ向かった。
パソコンを閉じて、臨也はサイケたちに首を巡らせる。

「あーあ…寝るなら寝るでベッドに行けばいいのに」

寄り添うようにソファで眠るサイケと津軽に。
臨也は困った子だね、と苦笑した。
つい数時間前までの騒ぎが嘘のように、二人は幸せそうに眠っていて。
静雄がいるキッチンから漂い始めたコーヒーの香りに目を細める。
悪くない。
臨也はそう思って満足そうに頷いた。
そして、

「ま、やっぱり平和が一番ってことなんだろうね」

と。
彼と最も似合わない台詞を呟いたのだった。



※今回の話で一応一区切りです。でもあと1個蛇足があります。


9月15日(水)
text+1
textにSSひとつ追加。
やきもちをやく臨也さんの話。






二日目しゅーりょー。マジしんどいです。頭の使いすぎかなんなのか頭痛までする始末なのですが、これ週末まで(正確には20日まで)もつんだろうか…。とりあえず眠いので寝ます〜。
ちょっと限界なので小ネタはお休みです…すみません。


9月13日(月)
log+4
携帯版拍手ログに小話3つと企画部屋に七夕SSのログを格納。
すべてシズイザです。企画部屋は5000hitのページと共通になります。






なんか日曜は一日中頭痛がしてました…風邪か?来週も頑張って2日に1度は更新したいですが…場合によっては無理かもしれません。…帰るの遅いとかマジ勘弁…
そう言えばピクシブではじめて知ったのですがポケモンBWもうすぐ発売なんですね〜。なつかしいなーポケモン。デュラのゲームも出るからすぐには買わないど、財布に余裕がある時にでも買ってみようかな。全クリは無理だと思いますが。






◆あるいはひとつの可能性 35
※猛獣シズイザと津軽×サイケな小ネタ連載。


それから、臨也の指示ですんなり建物から脱出した彼らは、そのまま新羅のマンションに駆け込んだ。

「やあ臨也、撃たれたんだってね」
「……なんで知ってるの」
「粟楠会の四木さんから連絡があったよ。いや、医者なら適当な理由付けてしばらく大人しくさせておけなんて言われても困るよねぇ」
「………」

聞かされた言葉にぶすっとした顔で黙り込んだ臨也を新羅に預けて。
静雄はやっと一息ついてソファに座る。

『大変だったな』
「あー…主に臨也のせいでな。あいつが最初から防いでおけば何も起きなかっただろうによ。…まあ臨也だからしょうがねぇけど」
『…まあ、臨也だからな』
「せるてぃ!」
『ああ、お前たちも大丈夫だったか?』
「うん!おれは元気だよっ。あ、でもつがるはちょっと元気じゃないの」
『ケガをしたのか?だったら新羅に――』
「いや、大したことはない。あとで見てもらうから気にしないでくれ」
『そうか?痛かったらちゃんと言わないとダメだぞ?臨也なんかあと1、2時間放っておいても死にやしないに決まってるんだからな』
「「「…………」」」

セルティのその言葉に。
確かにそうかも、と思ってしまった3人だった。










「君ねぇ、自分が肉体的には普通だってこと、ちゃんと分かってる?」
「わかってるさ」

自分の腹から取り出された銃弾を手にとって眺める臨也に、新羅は遊んでないで腕を出す!と文句を言った。

「なにするのさ」
「点滴」
「ふぅん」

差し出された手に――当たり前だが――慣れた手つきで針を刺してから。
縫合した傷の上にガーゼを貼り付け包帯を巻いていく。

「ねぇ新羅」
「なんだい」
「君は今回の件、どこまで知ってる?」
「憶測の範囲も含めるならだけど、君が粟楠会を利用して今回の騒ぎを大きくしたことは知ってるよ」
「へえ」
「君の目的はさ、みせしめだろう?…君はあの二人を守る効率のいい方法を考えていた。そこに、サイケたちを誘拐する計画を立てた男が現れて、しかも男は君が元々粟楠会から受けてた情報流出の件の調査対象だった。君がそれを利用しないはずがない」 「………」
「で、粟楠会の情報を盾に君を牽制しようとした男を生贄に選んだ。…正直、粟楠会と『君たち』の関係を考えれば無謀もいいところだけどね。君はサイケと津軽をわざと攫わせたんだろう?攫った相手がどんな目にあうかを知らしめるにはそれが手っ取り早いし、まあ、手を出してくる人間はほぼいなくなるだろうね。君らしい厭らしい手だ」

違うかい?と問えば、臨也はくっと喉を震わせる。
にやりと笑って心底楽しげな表情で頷く。

「大方間違ってないよ。95点ってところかな」
「おや、じゃああとの5点はなんなんだい?」
「さあね、教えないよ。全部種明かししてしまったら、面白くないだろう?」
「……ホント、君って性格最悪だね。反吐が出るよ」

俺もそう思う。と言って。
臨也は新羅にまっすぐ視線を向けた。
楽しそうに細められた目の奥。そこに思わぬ真剣な色を見つけ出して、苦笑する。
今回の件は、臨也がサイケたちを思ってしたことに違いはない。
非常に傍迷惑な男だが、まあ特別な愛情を注ぐ相手にはこれで案外甘いのだ。だから多分大丈夫。
そう思って文句を言うのはやめておくことにした。そして。
とにかくこれで一件落着だよと笑う猛獣に、新羅はやれやれと溜息をついたのだった。



※次か次の話で誘拐編はラストです。


9月12日(日)
5000hit+1
フリリク企画にSSひとつ追加。
匿名さまリクエストの「無自覚シズ⇔イザで風邪ひき臨也が殺し合いの最中に倒れる話」です。
何か色々中途半端な上にタイトルが仮でつけたやつのままです。本当にすみません…。






あうう…明日から一週間、本気でしんどいことになりそうです。本読みたいなー。現実逃避したいなー。

拍手ありがとうございます!来週あたりからぼちぼち頑張りたいと思います!






◆あるいはひとつの可能性 34
※猛獣シズイザと津軽×サイケな小ネタ連載。


津軽の言葉に目を丸くして。
臨也は首を傾げた。

「わかるってどういうこと?」
「俺たちだってプログラムくらい組める」
「だからね、臨也くんとシズちゃんのばいお…なんだっけ…とにかく、そういうのわかるようにしたの!」
「…は?」
「臨也くんもシズちゃんもいつもちゃんと携帯もってるでしょ?だからそれも改造して俺たちとつなげたんだよっ」
「…いや、普通無理でしょ、それ」

携帯のような小型のもので生体の状態をスキャンできるようになるはずがない。
そう言いたかったのが伝わったのだろう。津軽が、

「新羅にも協力してもらった」

そう言った。

「体温とか心音の変化くらいはそれでわかるようになったんだが、さすがにまだそれ以上は無理だった」
「…ああ、そう」

かってにやってごめんさない、と謝って。サイケは臨也の手を握る。もともと低い体温が出血によってさらに低くなっているのが、触られた手の温度でわかった。

「臨也くんもシズちゃんもすぐ危険なことばっかりするから、心配だったの」
「あーもう、わかったよ。いいよ、許す」
「臨也くん大好き!」
「はいはい」

溜息をついて脱力した臨也に、今まで黙っていた静雄がようやく口を開く。

「よくわかんねぇけどよ。つまりこいつは今けっこうヤバイってことでいいのか?」
「そうだった!はやくびょういん!!」
「はは、そうだね。お腹に穴が開いたままだから、あんまり良くはないかなぁ」

それを早く言え!と怒鳴られて。
臨也は君と違って俺は銃で撃たれたら普通にダメージがあるんだよ、と呟いた。



※バイオなんたらへのつっこみはご遠慮ください…。(←深く考えてない)


9月11日(土)
text+2
textにSSふたつ追加。
猛獣設定(来神時代)の続きもの10、11話目になります。これもそろそろ終わらせたい…






絶好調スランプ中です。(絶好調…?)うーんどうするかなー。一日一個短編書けないとか今までなかったのでちょっと困りました。
でも、来週はかな〜り忙しいので再来週までに復活できればいいなと楽観的に考えてたりします←






◆あるいはひとつの可能性 33
※猛獣シズイザと津軽×サイケな小ネタ連載。


「ああ、そういや手前こんなとこで何やってやがるんだ?」

静雄にそうも問われて、臨也は面倒だなぁと溜息をついた。
基本的には臨也もサイケと津軽を助けに来たことに変わりはない。ただ、別の目的もあったというだけだ。

「別にいいだろ。それより今回の黒幕を捕まえて締め上げないと、また同じようなことが起こるかもよ?」
「…ここにいるのか?」
「ん、さっき逃げてっちゃったけどね」

今頃はもう粟楠会に捕まっているかもしれないが。
そう思いつつ身体を起こそうとして、

「っと、おい大丈夫か?」
「あー…ちょっと、貧血…?っぽい」

ふらりと傾いだ身体を支えた静雄が溜息をつく。

「臨也くん早くびょういん行かないとっ」

うるうるした目で訴えるサイケの頭を撫でて。
臨也は大丈夫だよと笑って見せた。

「これくらいじゃ死なないし、平気だよ」
「でも、でもっ」
「静雄、はやく運んだほうがいい」
「…わかった」

津軽の言葉にこくりと頷いて臨也を横抱き――所謂お姫様抱っこというやつだ――にする静雄に慌てる。
下ろせと叫んでじたばたと足掻く。

「いや、あのさ君たち、そんな心配しないでもちょっと休めば自分で歩けるよっ」
「うそっ」「嘘をつくな」

一瞬の間すら空けずに嘘と断定された。

「…臨也、俺とサイケにはわかるんだ」

お前の状態が、と言われて。
臨也は「は?」と首を傾げた。



※順調に…延びてます。あれ…?


9月9日(木)
text+1
textにSSひとつ追加。
けもみみパラレルで発情期ネタ。エロはないです。






現在地味〜にプチ連載の準備中です。あと、波に乗れればフリリクもふたつ完成しそうです。が…予定は未定なのが本当に申し訳ないです。最近ちょっとスランプっぽいです。困った。

拍手ありがとうございます!励みになります!
以下、拍手お返事です(心当たりのある方は反転してどうぞ)
>7日 同居パラレル〜の方
お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
たしかに無自覚って怖いなぁと周囲の人たちは思ってる気がします(笑)でも、こういう人たちほど自覚したら意識しちゃって逆にいちゃつけないかもしれません。(自覚する予定は皆無ですが)
この二人は結構書いていて楽しいのでこれからも地味に増えていくと思います。またお時間のある時にでも覗きに来てやってください。
コメントありがとうございました!







◆あるいはひとつの可能性 32
※猛獣シズイザと津軽×サイケな小ネタ連載。


「…このノミ蟲が、こんな時までへらへら笑ってんじゃねぇ!」

そう怒鳴った静雄に、臨也は一瞬目を丸くして。
それから「怒鳴られちゃったー」と静雄の後ろのサイケと津軽に笑う。

「臨也くん大丈夫!?」
「うん、俺は平気だよー。サイケはケガしてないね?」
「俺は大丈夫だよっ。大丈夫じゃないのは臨也くんだけ!」

臨也に駆け寄ってぎゅうっと抱きつくサイケを見ながら、津軽は溜息をついた。
確かに、今ここにいる者の中で大丈夫でないのは臨也だけである。

「静雄、とにかく臨也は早く新羅に見せたほうがいい」
「ああ、わかってる」

そんな会話を交わして静雄と一緒に臨也に近づくと。
赤い瞳が僅かに眇められたのが見えた。

「津軽、ケガしたのかい?」
「……」
「えっ!?つがるケガしたの!?どこがいたいのっ!?」
「…大したケガじゃない」

そう。別に大したケガではない。ただ慣れない使われ方をした筋肉と骨が痛いだけだ。
首を振って大丈夫だと答えるが、三人の心配そうな視線は変わらない。
困って、別の話題を臨也に振る。

「臨也、お前はここで何してたんだ?」
「…へぇ、そう来るかい」

くつくつ笑う到底怪我人に見えない相手に、津軽は話を振る相手を間違えたことを悟ったが、すでに後の祭りであった。



※今日は時間がないのでここまでー。もうちょっとで誘拐編は終わりです。(本当か?)


9月7日(火)
text+2
textにSSふたつ追加。
猛獣設定(来神時代)の続きもの9話目とイザシズになります。






昨日、一昨日に引き続きプチ連載の希望コメントありがとうございました!まだどっちにしようか迷ってます。今のとこ希望が多いのは僅差でけもみみですけどねー。うーん…。






◆あるいはひとつの可能性 31
※猛獣シズイザと津軽×サイケな小ネタ連載。


静雄が臨也のいる場所へ迷うことなく進みだした頃。
臨也は撃たれた場所から少し離れた廊下に居た。
足早に、でも周囲を警戒しながら歩く男の後ろ姿を見つけにやりと笑う。

「ああ、やっと見つけましたよ」

臨也が出した声に、その男はビクリと身を竦ませた。
恐る恐るという風情で振り返った顔は真っ青で、くつくつ笑う臨也に怪物を見るような目を向けている。
その原因を知っているから、やはり笑うしかない。

「ホント馬鹿なことをしましたよねぇ。ネブラ製薬はともかく、粟楠会を出し抜けると思ってたんですか?貴方が持ち出すよう指示したもののせいであちらは酷くご立腹のようでしたよ?」

臨也は一旦言葉を切って、表情から笑いと呼べるものを消し去った。

「まあ、一番馬鹿なのは、仮にも裏社会にどっぷり浸かりきった人間が、俺の契約対象に手を出したことでしょうけどね」

知らなかったわけではないだろうと問いかける声は、死刑宣告にしか聞こえなかっただろう。
ヒッと悲鳴を上げ逃げようと走り出す相手を追うでもなく、臨也ははあ、と溜息をついた。
生憎、逃走する人間を追えるような体調ではなかった。止血はしたものの撃たれたことにかわりはない。
貫通していない銃弾はいまだ体内に留まっていて、とてもではないが激しい運動ができる状態ではなかったのだ。

「あー…ちょっと、くらくらする、かも」

ずるずるとそのまま座り込んで、誰も来ないといいなぁなどとのんきに考える。
が、日ごろの行いが悪い彼の願いが叶うはずもなく。

「あーあ、やっぱりこうなるか」

やってきたのは明らかに警備の人間ではなさそうだが、敵にかわりはない。
臨也を見つけ慌てて駆け出す相手に、次の敵の来訪を予想して溜息をつく。
と。

どごっ。

そんな音をさせて、通路を曲がろうとした相手が吹っ飛んで壁に当たった。
当然そんなことができる人間などそうそういない。可哀想に、と思ってもいないことを口にして。
臨也は鈍痛を押し殺し小さな笑みを作って、現れた相手に手を振った。

「やあ、シズちゃん」

元気そうでなによりだよ。そう血の気の失せた顔で笑う臨也に、静雄が青筋を浮かべるのが見えた。

「…このノミ蟲が、こんな時までへらへら笑ってんじゃねぇ!」



※やっと合流。


9月5日(日)
text+1
textにSSひとつ追加。
同居パラレルな静+臨。これも含めていくつか同設定で書いてる話はシリーズとして分けたほうがいいんだろうか…?






拍手からプチ連載の希望コメント下さった方々ありがとうございます!…でも選択肢がイロモノ二択ですみません…。

以下、拍手お返事です(心当たりのある方は反転してどうぞ)
>けもみみパラレルの連載〜の方
けもみみに一票(笑)ありがとうございます!まだどちらか決めかねていますが今のところ、拍手コメントではけもみみパラレルが優勢です。必ず書くと言えなくて申し訳ないのですが、コメントいただけて嬉しかったです!ありがとうございました!


ぱちぱちだけの方もレス不用の方もありがとうございました!






◆あるいはひとつの可能性 30
※猛獣シズイザと津軽×サイケな小ネタ連載。


――臨也が撃たれた。
その津軽の言葉に静雄は一瞬目を見開いて。

「…っ、あの馬鹿」

低く唸るような声を出した。

「ちっ、じゃあさっさとこいつら片付けてノミ蟲のとこ行かねぇとなぁ」
「静雄…?」
「つうわけでよ、俺は急がなきゃなんなくなったからよぉ」
「しずちゃん?」
「とりあえず、手前らまとめて死んどけ!!」

静雄の咆哮とほぼ同時。
ごしゃっとそれはもう嫌な音を立てて、拳銃を持った男たちは壁の下敷きになった。
壁は別に何かの比喩ではない。文字通り壁を引っぺがしての攻撃など誰が予測できただろうか。(それでも誰も死んでいない辺りが静雄らしいかもしれない。)
…………。

「シズちゃんってすごいね、つがる」
「あの臨也を負かせる人間だけのことはあるな」

ふーと大きく息を吐いて。
静雄は剣呑な眼差しのまま歩き出す。

「行くぞ」
「うん」
「ああ。…だが静雄、臨也の居場所はわかるのか?」
「あ?んなの決まってるだろうが」
「「?」」

まさかわかると言われるとは思っていなかったサイケと津軽が目を丸くして静雄を見る。

「悪役と臨也は高いところにいるって相場が決まってんだよ」

どんな理屈だ。
そう突っ込みたいが突っ込んでいいものか悩むほど静雄は自信満々だ。

「とりあえず上行くぞ。あの馬鹿ノミ蟲は痛覚が鈍いせいで無茶ばかりしやがるからな。さっさと捕獲しねぇとその辺で野垂れ死ぬかもしれねぇ」

ずんずんと迷いなく歩いていってしまう後姿に、二人は顔を見合わせる。

「……臨也くん上にいると思う?」
「静雄がいるって言うんだから、たぶんいるんじゃないか」

とりあえず静雄の発言が野生の勘によるものであることを祈るしかないな、と津軽は嘆息して。
行くぞとサイケの手を握って静雄の後を追いかけた。



※次で合流。絶対合流(暗示)


9月4日(土)
text+1
textにSSひとつ追加。
猛獣設定(来神時代)の続きもの8話目になります。






今ちょっと立て込んでて微妙なんですが、けもみみパラレルか吸血鬼パロの小ネタでぷち連載やりたいなーと考え中です。どっちにしろイロモノなんですが、どっちがいいかな。迷う。まあ、無事誘拐編が終わってからですけどね…。

なんだかいっぱい拍手ありがとうございました。更新のろくなっててすみません…。これを励みに頑張りたいと思います!
以下、拍手お返事(心当たりのある方は反転してどうぞ)
>静ちゃんは臨フェチ〜の方
臨フェチですか!納得です。…道理でいつもやることがねちっこいと…(←それは全面的に自分のせい…)素敵回答ありがとうございました!







◆あるいはひとつの可能性 29
※猛獣シズイザと津軽×サイケな小ネタ連載。


瞬間、脇腹を灼いた痛みに臨也はおや、と首を傾げた。

「これは、油断したなぁ」

ズキリと痛むそこを見下ろして、ついでに先程気絶させた男を床に放って。
それから銃を構えた男に視線をやる。

「警告なしで撃つのはいい線行ってたかな?君、ひょっとして人を殺したことでもあるのかな」
「っ…く、来るなっ」
「ははっ…うん、それが正しい反応だよねぇ。普通、銃で撃たれた人間が平然と歩いてるとかないだろうしさ。残念だったね。俺は、シズちゃんほどじゃないけどちょっと普通じゃないんだよ」
「ヒッ」

もう一度引き金を引こうとした男が最後に見たのは、たぶん振り下ろされるナイフの切っ先だったろう。
接触寸前でくるりと回して柄で殴って気絶させて。
臨也は動くたびに鉄錆の匂いのする体液を零す傷口を面倒そうに見下ろした。

「…止血しないと、これはマズイかもな」

痛みに鈍い身体で良かったなどと思いつつ、適当に気絶した男の上着を破って傷口付近を拭う。
出血量が多いが、動けなくなるまでにはまだ時間がありそうだった。

「ん…まあ仕方ないね」

ポケットから携帯を取り出し、かける。

「あ、どうも。折原です。いつもお世話になっています。ああ、はい。その件なんですけど、少しお願いがあるんですよ――」

電話越しに響く相手の嫌悪を隠さない声を聞きながら。
臨也は楽しげに楽しげに、心底楽しげににんまりと笑みを浮かべた。


――じゃあ、仕上げといこうか。



※撃たれたけど今のとこまだピンピンしてます。


9月3日(金)
text+1
textにSSひとつ追加。
シズイザで事後の話。R指定はありません。






現在進行中なのはフリリク2本と短編1本ですが…またしてもベクトルが読みたい>書きたいなのが痛いところ…。地味に書いてますよーとしか言えません…。でもそろそろ小ネタ連載をもう一個増やしたいところ。なににするかなーと考え中です。






◆あるいはひとつの可能性 28
※猛獣シズイザと津軽×サイケな小ネタ連載。


「ちっ」

床に当たったそれに舌打ちして、静雄は身を翻しそちらを見た。
男が二人。雑魚といって差し支えない相手だが、銃を持っているというのがいただけない。

「…鉛中毒はやべぇよな」

上司の言葉を素直に信じているあたりが彼らしい。が、そのことに突っ込んでくれる人間は不在だった。

「シズちゃん」
「少し下がってろ、何とかする――」
「シズ…ちゃん、どうしよう」

動揺したサイケの声に、静雄が訝しげな表情をする。

「静雄、落ち着いて聞いてくれ」
「津軽までどうした?」

なんだ?と問うが、その時点ですでに酷く嫌な予感がした。
サイケが今にも泣きそうな顔で静雄の腕を引いて、津軽も蒼白な顔のまま銃を向ける敵に向かって身構える。

「さっきの銃声は二つだった」

だが、静雄たちの足元を穿ったのは一発だけ。
なら、ほとんど重なるように聞こえた銃声は――

「臨也が撃たれた」



※あと少しで誘拐編は終わる…はず。はず!


9月1日(水)
5000hit+1
フリリク企画にSSひとつ追加。
匿名さまリクエストの「イザ⇔シズで小さくなった(記憶なし)の臨也にメロメロな静雄」です。
あとは、日記の小ネタをmemologに格納しました。






うーん…今月はちょっと別件で忙しい月になりそうです。とりあえず目標は今月中にフリリクを書き上げることです…頑張ります!






◆あるいはひとつの可能性 27
※猛獣シズイザと津軽×サイケな小ネタ連載。


「クソッ…どこにいやがるんだあいつら」

イライラが収まらず壁を殴った静雄は、蹴散らした男をまたいで先に進む。
廊下の角を曲がろうとして、人の気配に気付き身構えて。

「っと、サイケ?」
「シズちゃん!」

ナイフを持って臨戦態勢で現れた相手に目を瞬かせた。
相手の臨也のものよりも赤の薄い瞳が見開かれて、次いでじわりとその目に涙が浮かぶ。

「シズちゃん!やっと会えた!!」

勢いよく抱きついてくるのを支えて、静雄はサイケの後ろにいた津軽に声をかけた。

「ケガ、してねぇか?」
「大丈夫だ」
「そうか、なら良かったけどよ」

こくりと頷く自分と同じ顔に静雄も頷き返して。
そういえば、と思う。

「臨也にやつには会ってないのか?」
「…いや、まだだ。やはり来ているのか?」
「おう。…ってあの野郎、どこで油売ってやがるんだ。やっぱあとで殴っとくか」
「…それよりシズちゃん、はやく脱出しようよ」
「ん、ああ。そうだな」

サイケの言葉に確かにそうだなと思って元来た道を戻ろうとした時――。



銃声が響いた。



※多分本当ならサイレンサーついてると思うとか気にしない方向。サイレンサー付だと音しないからどう表現すべきかわからないのです…