※モブイザ。輪姦、鬼畜、陵辱、お道具とかもう色々注意事項多すぎです。
少しでもダメそうだと思ったら読むのをお止め下さい。例によってエロさはありません。
基本的にバッドENDですが、救いが欲しい方はさらにスクロールしてみて下さい。
































「ひ―――っ、ぅああぁッ」
ヒッと引き攣った喘ぎを漏らす黒髪の青年。
その声を聞く回りの人間はニヤニヤといやらしい笑みを浮かべて、その光景を観賞、あるいは参加していた。
「や、うぅ…あ、あ…はっ、あッ」
慣らされることなく突き入れられたそこは自らの血と男たちの吐き出した白濁を滴らせていて。
青年は息も絶え絶えに与えられる痛みに苦鳴を漏らしている。
その瞳にもはや本来の強い意志の色は見つけられない。
延々と続けられる狂宴に、彼の精神はすでに疲弊し、陥落しかけていた。
「ふ、う…うぅ…ッ」
「おい、しっかり銜えろよ」
「もっと腰振れよ、情報屋さんよぉ」
ぱんと臀部を平手で叩かれて、青年――臨也はビクッと体を揺らして必死になって腰を使う。
「ははっ、やればできんじゃねぇか」
男のものを銜え込んで泡立ってぐちゅぐちゅと音を立てる後孔を指が撫でる。
それに臨也は眉を寄せ堪えるような表情を見せる。もはや繕う余裕もないその表情は、男たちの欲を誘うには十分だった。
「しっかし、これがあの折原臨也とはねぇ。ただの淫乱じゃねぇか」
「違いねぇ」
はははと笑われて、口内に苦い精液を放たれて。
ケホケホと苦しげに咳き込む臨也のことなど誰も気に掛けたりはしない。
臨也は彼らにとってはただの標的。金を貰って襲えと依頼された標的に過ぎない。
――決して殺すな。だが、殺さなければ何をしてもいい。
捕まった臨也が犯されているのはそんな理由で。ここにいる連中が飽きれば、彼にはもっと悲惨な運命が待っていた。
「しっかし反応が鈍くなってきてねぇか?」
「あー…じゃあそろそろ次行っとく?」
そんなことを笑いながら話す男たちの言葉を、臨也は朦朧とした頭で聞いていた。
状況は大体理解している。だが、打開策が見つからなかった。
このまま行けばたぶん自分は――。
そうぼんやりと考えていた彼は、ぐっと左腕を捻り上げられて苦痛に呻く。
何人もの男にかけられた精液でどろどろに汚れた顔は、それでも秀麗で、だからこそ卑猥だった。
くつくつと笑った男の一人が、痛みに歪んだ臨也の顔を見ながらその指を掴み。
木の枝でも折るかのようにパキッと音を立てて、折られた。
「――――ッ!!」
声にならない悲鳴を上げて。
臨也はパクパクと口を動かす。
「すっげぇ絞まる」
「あ、なら絞首プレイでもすっか?」
ゲラゲラと笑う男たちは各々好き勝手に臨也の体を弄っていて、臨也はその指の動きに戦々恐々としながら、それでも中途半端に与えられる快楽に支配されていた。
「んー…ここが気持ちいんでちゅか臨也ちゃん」
「ッ…ぁああ!」
ぐりぐりと尿道バイブが差し込まれたそこを掻き回されて、ビクビクと体が引き攣る。
バイブに阻まれてイくことも出来ない臨也は、最初に一回強制的に手淫で出されて以降、この状態のまま射精を許されていなかった。
赤黒く腫れたそこはほんの少し弄られるだけで辛いというのに、それを知っている男たちは容赦することなく触れてくる。
「ん、ぅぐッ」
髪を掴まれて上向かされて、また口内に男が侵入してきた。
喉の奥まで入り込む長大なものにえずくが、例え呼吸が出来ずもがいても相手が終わるまで開放などしてもらえない。
食べ物を飲み込む要領で飲み込んで、喉をしめて。臨也は少しでも早く相手が果てるように奉仕することしかできない。
「ふ、ぅうん」
「いい子だ。だいぶ上手になったな」
子供かペットを褒めるように頭を撫でられても抵抗する気力はすでにない。
閉じた眦から零れる涙が、唯一これが彼の望まない行為であることを示すものだった。
それから、男たちにひたすら体で奉仕させられ続けてどれくらい経った頃か。
臨也の首に首輪が嵌められ、カチリと鍵がつけられる。
「おー似合うじゃん。まさしく性奴隷って感じ?」
その言葉に、臨也は僅かに反応した。
冗談じゃない。そう思ったのが、つい視線に出てしまったのが、いけなかった。
「は、まだ逆らう気力があるのかよ。意外と頑丈だね、折原」
「どうする?」
「あー…もう道具は一通り試したしなぁ…」
「あ、じゃあ俺バイブ二輪挿しやってみたい!」
「…ま、いいんじゃね」
口々に言い合って、他の連中も何か口を挟んできて。
そうして、臨也をどうするかが決まったらしい。
仰向けに横たわる臨也の顔を屈み込んで覗いて、リーダー格らしい男が言う。
「おい、聞け折原。これからお前にバイブ二本ぶっ挿してケツの孔ゆるゆるにしてから、鎖に繋いで便所代わりになってもらうことになった。時間は…まあ、壊れねぇ程度で3時間ってとこか?調教中で特別無料って掲示板にでも書き込めばかなり沢山可愛がってもらえるだろうぜ」
色んな奴らにいっぱい遊んでもらえよ?
くつくつ笑って臨也の頭を撫でる男の言葉。
それは、更なる絶望へと臨也を突き落とす言葉だった。


「うぅ、は、ぁ…も、やだ、やめておねが――…ッぁあああ!」
まずはバイブからだ、と散々犯されてドロドロになったそこに一気に差し込まれた二本のバイブ。
「―――ぐ、ぅ」
臨也のそこはいくらは陵辱されつくして緩んでいてもその質量を受け入れるには狭すぎた。
だが、バイブは一片の容赦もなく奥まで突き入れられる。
「やめ…ッ…も、やぁ、…ああぁあっ!!」
後孔から、ポタポタと滴る赤い水。白濁と混ざってピンク色になるそれは、男たちに蹂躙され支配された証だった。
だが、それだけでは飽き足らず、周囲に群がる男たちは代わる代わる臨也の血を流す後孔に指を差し入れて広げようとしている。
「もう一本入るようになったらさすがにやばくないか?」
「あはは、そりゃたぶんもう二度と閉じねぇだろうな」
スイッチは強に入れられたまま。
ぐちゃぐちゃと内壁を擦り上げる無機質な機械に、臨也は蹂躙され続けていた。
白い肌には無数の鬱血と噛み傷、煙草を押しつけられた熱傷に加えて、白濁がべっとりとついていて。
外れないように固定された尿道バイブはいまだに臨也の射精を抑制していて堪え難い感覚を与えて臨也を苛んでいる。
プライドを捨てて懇願しても男たちはそんな無様な姿を笑うだけで取り合ってはくれない。
「おい、これ舐めてきれいにしろ」
そう言って目の前に突きつけられる達したばかりの萎えた下肢。諦めを滲ませた表情でそれに舌を這わせて残滓を舐めとって、臨也は涙を零す。
四つん這いでいるようにと命じられて、曝け出した双丘を揉まれ、玩具を二本も銜え込んだ後孔を複数の指で犯されて。
臨也は、もう嫌だと啜り鳴く。
「情報屋さんももう限界っぽいな。孔もいい感じに緩んでるみてぇだし、そろそろお終いにするか」
ぐりっと臨也の中に自身の指を二本突き入れて確かめるように動かして。
リーダー格の男は空いた手で充血して赤く染まった乳首を捏ね回した。
「い…ぁ、やぁッ」
「イきたいか?」
「ん、ん…ッ…イきた…い、です」
「ん、いい子だ。そうしてりゃ可愛いぜ?」
中を探っていた指が一点を押し潰すように動いて、臨也は目を剥く。
「っひ!?…ぁ、ぁあっぁぁああああッ、…む、む…り…やぁぁあああ!!」
ビクンビクンと大きく体を痙攣させて、臨也は脳を焼く白い熱に目をきつく瞑った。
容赦のない指先はその間もぐりぐりとそこを押し潰し続ける。
「―――っ、か、はッ」
ヒュウと息を吐き出して、臨也の体からがくりと力が抜けた。そのまま小刻みに痙攣しイき続けている臨也を確認して、男は臨也の性器からバイブをゆっくりと引き抜く。途端にドロドロと勢いのない白濁が溢れ出す。
「これでドライ調教も完了だな。アンタ、この後どうなるのかしらないけどよ。きっといい奴隷になれるぜ?」
死ななければ何をしてもいいということは、壊れてしまってもいいということだ。
まだまだ時間はたっぷりある。依頼主が使わないなら自分が使ってやってもいいと考えながら、男は低く楽しげに笑い。
そんな男をぼんやりと見ていた臨也は、ついに諦めて目を閉じて――男に蹂躙される運命を受け入れた。










































さて、じゃあ連れて行くか、と男が臨也を起こそうとした時。
ド派手な破壊音を立てて、部屋のドアが吹き飛ばされた。
「なっ!?」
ぎょっとした男たちの前に現れたのは、金髪のバーテンダー服の男で。
「な、平和島静雄!?」
突然の出来事に息を呑む男たちを睥睨し、それから静雄は目的の人物を目に映す。
「…は、いい様じゃねぇか。臨也くんよぉ?」
首輪を嵌められ、鎖に繋がれ。それ以外一糸纏わぬ白い肌は、赤い痕が無数に刻まれていて。
上気した頬には涙の痕、快楽と苦痛で正気を奪われて潤んだ独特の色彩の瞳には意思が感じられない。
反応のない臨也にチッと舌打ちして、静雄は奥歯を噛み締めた。
もう少し早く見つけ出せていれば、という思いが首を擡げるが、今は無視だ。
そう決めて、静雄は男たちに向かって怒りの視線を投げかける。
「…随分好き勝手してくれたみてぇじゃねぇか…。手前ら、そいつが誰のもんか分かってやってんだろうなぁ?」
「ひっ」
「ま、待てッ――俺たちは雇われて」
「んなこと知るかぁああ!!」
壁がベキベキと壊される音に男たちが頬を引き攣らせ顔色を青くする。
静雄は、そんな彼らに一切の迷いなく引き剥がした壁を叩きつけたのだった。
彼らが静雄に伸されるまで僅か2分。静雄に置いていかれた新羅と門田が駆けつけるまで5分。
男たちが新羅がどこかに連絡してやって来た男に引き渡されるまで15分の出来事だった。



「おい!臨也!!」
ドロドロに汚れた臨也の体を抱き起こして、静雄は軽く揺さぶって名前を呼ぶ。それを何度か繰り返すと、ようやく光の宿らない目がゆっくりと静雄に向けられた。
「…しず、ちゃん…?」
「ああ」
「なんで、シズちゃんが…ここに?」
「手前が浚われたって来良のガキ…あー…木田、だったか?が言ってきたんだよ」
「…きだ、くんが…?」
おれ、嫌われてると思ってたんだけどなぁ。
そんな風に呟く臨也は夢と現の狭間にいるかのようなぼんやりとした声で喋っていて。
それが酷く静雄の焦燥感を煽る。
「ノミ蟲、しっかりしろ!」
「…大丈夫、だよ…?」
嘘つけ!そう叫びたいほど、臨也は憔悴しきっていた。
「クソッ」
汚れるのもかまわず抱き締めて、静雄は自分を落ち着かせようと深呼吸を繰り返す。
このままではまずいと、静雄の野生の勘が告げていた。
「臨也」
「…なぁに?しずちゃん」
「頼むから、戻ってこい。…手前は人間ラブとか訳わかんねぇことばっかほざいてろくでもない悪巧みばっかして他の奴らに憎まれようがなにしようが気色悪ぃ笑み浮かべて笑ってられるような奴で…俺と喧嘩しても壊れねぇような…そういう奴だろうが。それが、あんな…あんな奴らに壊されてんじゃねぇよッ」
「…………」
貶めているとしか思えない言葉を必死な声音で吐き出す静雄に、臨也はそれを見てぼんやりとしたまましばらく目を瞬かせて。
それから、小さく溜息をついた。
「…おれは、そんなに強くないつもり、なんだけどね」
君と違って俺はごく普通の人間なんだけどと呟く声は、さっきよりもしっかりとした響きを持っていた。
「臨也ッ」
「そんな声出さないでよ。シズちゃんどんだけ俺が好きなのさ?平気だよ、俺。ほら、別にそんな酷いケガしたわけでもないしさぁ」
口の端だけ釣り上げて笑ってみせる臨也に、静雄はうるせぇと唸る。
ほっとした。語調と目だけはしっかりしてきている。静雄の声に呆れてみせる臨也の目には光が戻ってきていた。
「臨也、大丈夫かい?」
「…新羅…?」
「うん。静雄、ちょっと臨也診せてね。…ああ、指折られちゃってるのか…痛い?」
「…よく、分からないよ…痛いとこばっかだし」
「そっかぁ。ま、生きてて良かったよ」
でもちゃんと検査はしようね、と軽く診察しながら言う新羅は、臨也に気付かれないように静雄に視線を向けてくる。その目はゆっくりした穏やかな口調に反して、怒りを露わにしていた。
「…大丈夫そうか?」
邪魔にならないように口を出さずにいた門田がそう訊きながら、臨也の体に上着をかけてやる。
「うん。一応、今のところ命に別状はなさそうだけどね」
頷いて臨也を上着で包むのを手伝って、新羅は忌々しげに息を吐く。
「まったく…あいつらどうしてやろうか」
呟く声は低く、怒りに満ちていた。そうだなと応えた門田の声も似たようなもので。静雄はやれやれと呟いて臨也に視線を戻した。
なるほど、他に怒っている人間がいると逆に冷静になれるってやつか、と妙に納得する。だが、ぐったりと静雄に身を預けて目を瞑って辛そうに眉を寄せている臨也を視界に入れれば、自分だって冷静ではいられない。もっときっちり痛めつけるべきだったと後悔しながら、静雄は「おい」と報復について話し合う友人に声をかける。
「とりあえず、いつまでもこんなとこ居たってしょうがねぇだろうが」
「あ、うん。まずは臨也を病院に連れてかないといけないね」
「静雄、臨也をまかせてもいいか」
「…ああ」
臨也の様子を確認してから先導するように歩き出す二人に頷いて、ぐったりと力を抜いてもたれ掛かったままの臨也を抱き上げて。
静雄は、これは自分のものだと主張するように抱き締めるのだった。












※1月2日開催の絵チャの夜中のテンションで書いたブツです。最初はシズちゃんたちのシーンはなかったんですが、あのまま上げるのは忍びなくて急遽救済ルート。でも臨也さんはたぶんこのあと後遺症に悩まされることになると思いますのでシズちゃんには頑張っていただきたいところ。